2016’09.26・Mon

怒り



ジャンル:ドラマ
製作年:2016年
初公開年月:2016/09/17
製作国:日本
配給:東宝
上映時間:142分
監督:李相日
原作:吉田修一
『怒り』(中央公論新社刊)
出演: 渡辺謙 森山未來 松山ケンイチ 綾野剛 広瀬すず 佐久本宝 ピエール瀧 三浦貴大
高畑充希 原日出子 池脇千鶴 宮崎あおい 妻夫木聡


八王子で残忍な夫婦殺人事件が起こるが、犯人の行方は杳として知れず、整形して日本のどこかで一般の市民に紛れて逃亡生活を送っていると見られていた。事件から1年後、千葉・東京・沖縄に素性の知れない3人の青年が現われる。歌舞伎町の風俗店で働いているところを発見され、千葉の漁港で働く父・洋平に連れ戻された愛子。漁港にふらりと現われ働き始めた青年・田代と恋に落ちるが…。東京の大手通信会社に勤めるゲイの優馬は、クラブで出会った直人を気に入り家に連れ帰るが…。母に連れられ、東京から沖縄の離島に引っ越してきた高校生の泉は、無人島に1人で住みついている謎めいたバックパッカー田中に心惹かれていくが…。そんな中、TVでは1年前の事件に関して逃亡中の犯人の情報を求める公開捜査番組が放送されていたのだが…。

あなたは殺人犯ですか?

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09 怒り


上映時間も長かったけど見ごたえがあり、少し疲れました。
住宅街の夫婦が被害者となった猟奇殺人が起こり1年後にそれぞれの場所にふらっと現れた男と関わった人々…
これはラストはわだかまりと不快感が残るんじゃないかと思ったけど、確かにそんな感じだったけど、それでも唯一?とにかく一組だけは希望を見いだせてホッとしました。

妻を殺し、夫の帰りを待って殺し壁に怒の血文字を残した犯人は以外にも捕まらず1年も逃げてテレビの公開番組で取り扱われる事件へ
そんな状況で3か所で怪しい男たちと関わる人々…
千葉の漁港で働く父親は娘を迎えに東京へ。娘は少し知的障害がある。母親は亡くなり父親だけで育て上げるが父は娘に何も言えない。娘が家出した後にアルバイトで働いてる男は少し暗く何かから逃げてるようだった…そしてそんな男と仲良くなる娘…
娘を愛する父親の切なさと思い込みが哀愁です。姪っ子の方が現実的で素直に捉えてました。

沖縄、母親に連れられて本州から来た少女は同級生の男の子に無人島へ連れて行ってもらう、そこでバックパッカの男と知り合う…沖縄の問題が露見してます。少女の人生を変える事件、それをただ見てるだけしかできなかった同級生、どうすればよいのか解らない思い、そして彼の行動がやっぱり切なく苦しい。

東京、余命のある母を診ながら仕事と自分の楽しみを満喫してるゲイの男はある場所でおびえるような男と知り合い、そして部屋に招き入れることになる…
都会の片隅、楽しんでるはずの男はやっと安らぎを感じてたけど、最後まで信じれなかった彼の後悔は半端なく悲しい。

どの話も切なさと何とも言えないざわざわ感があるんですよね。
そして3人は犯人の特徴を持ってる…犯人はこの3人の中に居てるとか?それともどの3人も訳ありなだけなのか?
サスペンスじゃないので犯人探しには重点を置いてませんが、それぞれの物語には怒りや悲しみ不条理やささやかな幸せ、そして人を信じる事とは…という事が描かれとにかくどの話も見ててざわつくんです心が…

どの俳優の演技も素晴らしくってもう本当に凄いとかしか言えない。
そして犯人の男…深くは掘り下げてなかったけど、そこまでになるには過酷な人生と壊れてしまった心が垣間見え切なさと共に恐怖を感じました。

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