2013_10
08
(Tue)22:42

少年は残酷な弓を射る

少年は残酷な弓を射る [DVD]少年は残酷な弓を射る [DVD]
(2012/12/21)
ティルダ・スウィントン、エズラ・ミラー 他

商品詳細を見る


ジャンル :サスペンス
原題 :We Need to Talk About Kevin
製作年: 2011年
初公開年月: 2012/06/30
製作国 :イギリス
配給 :クロックワークス(提供 クロックワークス=東宝)
上映時間: 112分
監督: リン・ラムジー
原作: ライオネル・シュライバー
『少年は残酷な弓を射る』(イースト・プレス刊)
出演:ティルダ・スウィントン、ジョン・C・ライリー、エズラ・ミラー、ジャスパー・ニューウェル、ロック・ドゥアー、アシュリー・ガーラシモヴィッチ、アースラ・パーカー



恐るべき事件を引き起こした少年の母親が、幼い頃から自分に執拗な悪意を向け続けた息子との葛藤の日々と向き合い自問する姿を、緊張感溢れる筆致で描き出す。共演は美しさと残酷さを併せ持つ息子を演じ高い評価を受けた新星、エズラ・ミラーと「シカゴ」のジョン・C・ライリー。自由奔放に生きてきた作家のエヴァは、突然の妊娠に戸惑いを拭えなかった。やがて誕生した息子ケヴィンは、なぜか自分にだけ懐こうとせず、子育ては苦難の連続となる。次第に不安が募っていくエヴァだったが…。


母さん、僕が怖い?


にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
冒頭のトマッティーナ?トマトを食べ物として扱わないお祭り…赤・赤・赤。祭りに興じる人々の中にエヴァが陶酔したように祭りに身を委ねる。

一転、目覚めた彼女が外に出ると家や車には赤いペンキが掛けられてた。それらにかまわず彼女は車で出かける。面接を待つ彼女をのぞき見する人々…経営者の赤い爪、採用された彼女がホッとした様子で歩いてるといきなり見知らぬ女性からビンタ!それに文句を言わず彼女は帰宅。
そして家の赤いペンキを落とし始めるとともに回想する。

お祭りの夜、知り合った男性と凄し望まぬ妊娠。結婚するが大きくなるお腹に不安を隠せないエヴァ。キャリアを捨て過程に入ることを自ら選んだのに生じる迷い。それって結構、普通の事なんだよね。生まれた赤ちゃんの取り扱いに考慮する彼女、泣きやまない我が子を工事現場に連れて行き鳴き声をかき消しホッとする彼女。だけど夫はそんな苦労もお構いなし?

美しい天使のような男の子は何故か母に甘える方法を学ばず、母の負の部分を見つけて、そこを突くことに長けてて。神経を逆なでする息子、それでも愛そうとし責任のもとで育てようと根気よく相手をする母親…だけど、かみ合わない母と息子。言葉が出るのもおむつが取れるのもまるで抵抗するかのように遅い息子は成長する事を拒んでたの?

父には愛想笑いする息子に疑問を思いつつも二人の時間をさけるように、もう一人、今度は意図的に妊娠するエヴァ。先に気が付いたのは息子だったりする…授かった赤ちゃんは至って普通の反応をする愛おしい娘だったが息子は妹を認めない。そして子供二人で留守番してる時に事件が起き娘は片方の目を失う…

唯一、息子の体調が悪く母に甘える時に母が読み聞かせた本に出てくる弓。父親はその弓のおもちゃを買ってくる。喜ぶ息子は成長と共に本物を手にする。その弓は彼が16歳になる前に狂気へと変わる。

職場で聞いた息子の高校での事件、慌てて向かうエヴァが目にした黄色い鍵、見た瞬間に息子は被害者では無く加害者だと悟る。悲劇は自宅に帰ってからも続き今に至る…
息子に面会するエヴァ、大人の刑務所に行くのを不安に覚える息子を抱き締め物語は終わるんだけど…母息子は和解したわけでも無く解り会えた訳でも無い…戦いは永遠に続く。それでも逃げないエヴァは本当の意味で母親なんですね。子供を捨てる親も居てるご時世、犯罪者の母になっても街を出ず息子の傍にいるのは凄いです。

息子は何故、事件を起こしたのか?母親への復讐か?それもあったかも知れないけど…学校で苛められてたのではないでしょうか?実際、少年院でも苛められてる様子がうかがえます。彼は復讐したのでは?至って子供じみた方法で…だけど彼は大人の体で凶器を手にしてた…そこに生まれた悲劇…だった?

今作はエヴァの感情しか描かれてません、息子は甘えてたかもしれないし、そこまで母に抵抗して無かったかも?父親は気が付かないお気楽では無く、気が付いててもどうしたら良いのか解らなかったのかも知れない…でも、本心なんて本人にしか解らないんですよね。親子だから解り会えるわけでは無い…かみ合わない悲劇だったのかぁ?!でも、子供って生まれた瞬間から得体が知れない者だったりするかも?!結局は個だものね。

C.O.M.M.E.N.T

コメントの投稿

非公開コメント

トラックバック