2013_09
16
(Mon)11:18

許されざる者

許されざる者 (幻冬舎文庫)許されざる者 (幻冬舎文庫)
(2013/06/28)
司城 志朗

商品詳細を見る


ジャンル: ドラマ
製作年: 2013年
初公開年月: 2013/09/13
製作国 :日本
配給 :ワーナー・ブラザース映画
上映時間 :135分
監督: 李相日
出演: 渡辺謙 柄本明 柳楽優弥 忽那汐里 小池栄子 近藤芳正 國村隼 滝藤賢一 小澤征悦 三浦貴大 佐藤浩市


 1880年、北海道。かつて幕府軍最下層の兵士として幕末の志士を斬りまくり、“人斬り十兵衛”と恐れられた男、釜田十兵衛。彼は、落ち延びたこの地で一人の女性と出会い、所帯を持つ。その妻は3年前に他界し、今は残された2人の子どもと共につましく静かな生活を送っていた。しかし、最北の地での暮らしは過酷を極め、食べるものにも事欠く有様。そんな時、かつて幕府軍として一緒に戦った仲間、馬場金吾が現われ、賞金首の話を持ちかける。“一緒に来てくれるだけでいい”と言う金吾に対し、もう人殺しはしないという亡き妻との約束を理由に、一度はこの申し出を断る十兵衛だったが…。

人は、どこまで許されるのか。

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村

2013.09 許されざる者


娯楽性は無く…なんとも泥臭い作品なんだけど凄いです。
気がついいた事に?クリント・イーストウッド版を見てません。そう言えば…西部劇っぽいの苦手だったなぁ~と言う事を思い出した。

人斬りと言いながら武器を選ばないのは明治の初め時代としてはリアルなのかも知れない。刀に固執してたのは賞金稼ぎに来てた長州の侍くずれと小さな開拓の村は実質仕切ってた警察署長?の大石。どちらも新しい時代がうんぬんと言いつつも脇差だけは離さない、過去に固執してるように…

時代は劇的に変化した江戸から明治、正義が大逆転した時代…兵士だった男が追われる身になり開拓が進む北海道の更なる僻地まで逃げ、そして全く違う人生を歩き出してた釜田。そこへ賞金稼ぎの手伝いをして欲しいとかつての友が訪れる。だけど釜田は亡き妻との約束を理由に断るのだけど、余りにも貧困な状況に子供たちのためにと友を追う。
途中で出会う山猿のような若い男、和人とアイヌの混血児である五郎を伴い目的の地へ…

賞金首は女郎を傷つけた村の男2人、賞金を出すのは女郎たち…その村を守る?のは大石。圧倒的な力で抑えるやり方で村に来る賞金稼ぎを追い出す。大石はそれでも自分の方法で秩序を守ろうとしてる。
酒を断ち刀を捨てた釜田は死に恐怖する、誘いに来た友は居場所を求めてる、近づいた若者は血気だけで行動が伴ってない、そして殺してほしいと頼んだ女郎たちは現実となった時、戸惑う。
誰もが人の命を奪う事に戸惑う…それでも、動き出した時は止まらない…復讐は成し遂げられ金を手に入れる釜田だけど友が捕まり殺されたことで怒りが頂点に達しそして…

なんだかかっこ良いんだよね…すっごく泥臭くって殺陣のかっこ良さも無いんだけど渋さが良い。アイヌの状況や思いを盛り込んでるのは新鮮であると同時に日本の負の歴史をストレートに描いてる気がして切なさもあります。

そして俳優陣の演技の素晴らしさ、圧倒です。山猿の若い男、後で柳楽優弥と後でしってびっくり!髭面で解りにくくはあったけど、まさか!って感じでした。

だけどこの作品はタイトル通り。
女郎を傷つけた男たち、金で男の殺害を願う女郎達、金で人を殺し、友のために人を殺した男、その男を引きずり込んだ友、嘯いて和人や父への復讐のように人を殺してしまった若い男、暴力で秩序を守ろうとした男、誰一人許されざる者たちの物語…

C.O.M.M.E.N.T

コメントの投稿

非公開コメント

トラックバック